［事業方針］

　経済が長らく低迷し、多くの人々が日常生活を維持する為に一生懸命働いている現代において、他のことに従事する時間や余裕を持ち合わせていないと感じています。例えば災害の時には誰かが助けてくれる、地域の恒例イベントは誰かが主体となって開催してくれる、そうした自分事ではなく他人事になってしまいがちな今の世の中の雰囲気を改善することは難しいことです。比企地域においては人口減少や少子高齢化が進んでいることは理解しながらも、真正面から向き合って解決に挑もうとする人は少なく、またその解決も困難な道のりです。

　しかし、そうした時こそ人々の先頭に立って行動し、運動を起こして熱気を生んでいくのがＪＡＹＣＥＥであるはずです。本年度、僕らの成長がまちをつくる委員会は、メンバーが熱中して自分事化できる機会を創出します。メンバーが楽しく笑顔になって物事に積極的に取り組むことで熱が生まれ、地域を率先するリーダーとして成長することできます。そうした僕らの熱が地域社会へと伝わり、若い力が多くの人々の共感を生み、誰もが笑顔になれるまちをつくっていくことができると信じて運動を展開します。

　県内には志を同じくする青年会議所メンバーがいます。僕らが青年会議所運動の目的を改めて理解すると共に県内の多くのメンバーを率いるリーダーの考え方を積極的に学び取り、メンバー一人ひとりが１年間でどう成長したいのかを真剣に考えます。

地域を率先するリーダーとなるためには、自ら進んで運動を起こし、仲間と共に一体感を生み出す力を身に付ける必要があります。一つの目標に向かって身体を使って汗水を流しながら取組み、僕らの胸が熱くなるような経験をした先に、これまでとは違った景色が見えるはずです。

人々を率先するということは、人々の心を動かすことに他なりません。僕らの考えや想いを正しく伝えて共感を生む力を磨くことが必要です。スピーチスキルを身に付けて個々の能力を高めることで、周囲の人々の心を動かし影響を与えることができる人財となるはずです。

僕らの成長がまちをつくります。僕らの新たな仲間の成長は更に一歩進んだまちをつくるはずです。僕らの新たな仲間が中心となって僕らの熱と運動を多くの地域の人々に伝播することで、地域の一体感と連帯感生み出し、僕らの更なる成長への一歩と繋がっていくはずです。

まちづくりはひとづくりです。僕らが熱中して物事に取組む、自分事化することが僕らの成長の最初の一歩になると願っています。僕らの熱が地域に伝導し、僕らの成長がまちをつくっていく、そんな更なる未来への一歩と繋がっていくと確信します。

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