top of page

2023年度 副理事長 方針

副理事長 方針

公益社団法人 比企青年会議所
副理事長   中島 慎一郎

〜胸が熱くなる一歩を〜

埼玉県東松山市 岩殿観音 副住職 中嶋亮順先生 前職では生命科学の研究に従事 論文多数 理科学系の幅広い専門的な知識を現在の仕事に生かしている。また比企青年会議所の様々な問題を理論的にとらえ的確に解決に導いている。比企青年会議所の頭脳。
中島慎一郎.jpg

 比企青年会議所は、先輩諸兄姉たちが地域や仲間たちへの熱き想いを紡ぎ、これまで42

年もの間歩みを続けてきました。この間、日本、埼玉、そしてこの比企地域を取り巻く
社会情勢は一変し、特に近年ではインターネット技術が飛躍的な進歩を遂げたことで、
人々の暮らしや付き合い方も大きく様変わりしています。また、地域社会においては人口
減少や少子高齢化、若い世代の流出が続いており、地域の持続可能性も真剣に考えていく
必要があります。比企青年会議所においては、会員減少によってメンバー一人ひとりが担
う役割が着実に重くなっており、ともすれば負担とさえ感じてしまう状況に陥っていると
感じています。
しかし、こうした問題を解決していくことにこそ、青年会議所運動の意義があるはずで
す。諸問題に真正面から向き合い、常識に捉われず考え、仲間と議論し、多くの仲間と共
に挑戦するからこそ、解決へと歩みを進めることができます。その過程で、多くの仲間と
かけがえの無い時間を共有し、お互いの人間性を磨き合う先に個人の成長があります。
その原動力となるのは“胸熱”です。これを絶対成し遂げたい、これを絶対にやり切る
んだ、こうした胸が熱くなるような想いが、どんな困難を前にしても足を一歩前へと進め
られる力となります。比企青年会議所という学び舎で、「できなかったことができるよう
になる、見えないものが見えるようになる、感じられなかったことが感じられるようにな
る」成長を遂げて、新たな自分に出会える幸せな一年へと一歩進んでいきます。
【交流】
私たちの使命は、青年が社会により良い変化をもたらす発展と成長の機会を提供するこ
とです。メンバーがこの使命を念頭に運動を展開できることが、私たちの強みです。
この運動を最大化させるには、メンバー同士の絆が何より大切です。個々がバラバラに
運動や活動を行えば、その効果や成果は半減してしまいます。一人より二人、二人より三
人と、より多くの仲間同士の絆こそが私たちの運動をより大きなものにします。
絆は一朝一夕で育まれるものではありません。多くの時間をかけて共に汗をかき、相手
のことを尊重できる心を育んでいくことで、喜びも怒りも哀しみも楽しさも仲間と共有す
ることができるのです。そして、私たちを支えてくれるのは仲間だけではなく、いつも側
で寄り添ってくれる家族です。常に感謝の心を忘れず、仲間や家族と胸が熱くなるような
交流を深め、青年会議所運動最大化への一歩としていきます。
【青少年】
子どもたちがいるからこそ、私たちの比企地域には未来があります。
子どもたちは今、多くの困難に直面しています。新型コロナウイルス感染症が蔓延した
ことにより、学校の行事が減り、友達付き合いが減り、活動が制限され、リアルな体験と
して何か新しい発見や挑戦をしたりする機会が失われています。その一方で、デジタルネ
イティブ世代にとって、インターネットやSNSが日常の一部となっています。
こうした時代において、私たち大人が子どもたちの未来に責任を持って、道筋を切り拓
いていかなければなりません。その道の先に、未来を担う子どもたちが明るい豊かな社会
を創造していくことに繋がるはずです。
子どもたちと家族、友人、地域との絆を育むと共に実際に肌で触れて感じることの大切
さを実感できる機会を提供します。子どもたちの胸が熱くし、一人ひとりの将来の可能性
が広がる一歩としていきます。
【まちづくり・人間力】
比企地域では少子高齢化・人口減少が加速度的に進行しており、若い世代の流出や商店
街の衰退などに繋がっています。新型コロナウイルスによって比企地域を活気づけるよう
なイベントが減少しているだけでなく、他人事が蔓延しているように感じています。
こうした時代だからこそ、私たちはこうした比企地域の問題に真正面から向き合い、地
域を先導していく核となるリーダーとなるべく成長することが大切です。その為には、率
先して物事に当たる積極性が何より大切です。私たちが比企地域を導き、生まれ育った故
郷と思える比企地域を創造すると共に、持続可能なまちづくりに挑戦していきます。
胸が熱く感じられるようなワクワクする比企地域を創造し、比企地域を活性化させる一
歩としていきます。

bottom of page